自閉症 本
自閉症の本は、たくさん出ています。
自閉症の子を持つ親が書いた本から、もちろん専門家の書いた本、
重度(または最重度)自閉症(重い知的障害を持つ自閉症)に関することから、社会生活がそれほど困難ではない高機能自閉症(アスペルガー症候群)について書かれた本、
自閉症者に対する生活支援の実態、就労支援の実態についての本や、自閉症児の保育施設や養護学校に関する本など、多種多様です。
「自閉症」という病気または障害が、人によってきわめてさまざまの「症状」を呈することから、簡明な定義ができないのが自閉症です。
ですから、自閉症のわが子のために自閉症を理解しようとする親御さんはもちろんですが、
学校や職場や社会の仲間に自閉症の人がいる人も、ぜひ自閉症に対する理解を深めるために、
自閉症のマンガというのはどうでしょう。
文字で伝わりにくい部分を絵で表現しているためイメージとして捉えやすく、
活字が苦手な人にも向いていると思います。
自閉症の子を持つ親がマンガ好きであれば、ほぼ全員が持っているのではないかと思われるのが、
光とともに… 自閉症児を抱えて
でしょう。11巻まで出ています。
この星のぬくもり―自閉症児の見つめる世界
はだしの天使
という2作品もあります。
『はだしの天使』は隠れファン(自閉症児の親)も多く、「自分もこういう失敗をした」というリアルさが受けていますが、同書に比べて『光とともに』は「自閉症児にはこう接するべき」という、専門家の意見を踏襲する路線ですね。
『この星のぬくもり』も良い本です。
自閉症者の気持ち、自閉症者辛味タコの世の中、という視点で書かれたマンガです。
自閉症者が何を考えているのか、とても理解が進む本です。
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オススメ書籍
『親、教師、施設職員のための自閉症者の就労支援』
梅永雄二:著
エンパワメント研究所:発行 筒井書房:発売 定価:
1,200円 + 税
ISBN-4-88720-244-X C3036 ¥1200E
今回は、自閉症者の就労支援の実際について体系的に知るために、僕からの「オススメ書籍」を紹介します。
自閉症者の就労の実態、自閉症者への職場の評価、自閉症者就労支援機関、援助付き就労の実際、知的障害を持つ自閉症者の就労の実際など、ひじょうに役立つ情報が網羅されています。
自閉症者の就労率は実にかんばしくなく、いわゆる一般就労ではない、福祉的な就労の例も多く、賃金も安いために自閉症者の経済的な独立は困難です。
しかし、園現実を踏まえた上で、自閉症者の一般就労を目指そうじゃないかという気概を持って書かれた本だと思います。
自閉症者の周囲が、自閉症者にどう働きかけ、就労を促すことができるか、という視点に立って書かれています。
目次
はじめに
第1部 自閉症者の就労の現状と職業的自立のために
第1章 青年期自閉症者の特徴
第1節 自閉症とは
第2節 身体的側面
第3節 知的側面
第4節 社会的側面
1.対人能力
2.性的な問題
3.さまざまな問題行動
第2章 青年期自閉症者の就労状況
第1節 青年期自閉症者の就労率
第2節 就労先の職種
第3章 労働行政における自閉症者の就労援助 ― 各種援護制度
第1節 雇用率制度
第2節 助成金制度
第3節 職場適応訓練制度
第4節 障害者緊急雇用安定プロジェクト
第4章 自閉症者の就労上の課題
第1節 仕事中に指摘される問題点
1.作業能力
2.対人行動
3.環境要因
第2節 事業所調査の結果
第5章 さまざまな就労支援
第1節 わが国の就労支援機関
1.地域障害者職業センター
2.障害者雇用支援センター
3.福祉工場
4.障害者職業能力開発校
5.その他の就労支援機関
第2節 援助付き雇用(Supported Employment)
1.援助付き雇用とは
2.援助付き雇用における職業評価
3.援助付き雇用における職業指導
4.その他のジョブコーチの仕事
5.わが国の援助付き雇用
第6章 自閉症者の職業的自立のために
第1節 自閉症者の社会適応力を高める
1.トップダウン(目的指向)を意識した家庭、学校での教育
2.学力よりも社会的スキル(社会生活能力)の習得
3.余暇を含めたライフスタイルの確立
4.地域に根づいた指導
5.家族の支援
第2節 環境からのアプローチ
1.早期からの職業教育の充実
2.養護学校卒業後の専攻科の設置
3.保護者、医師、福祉施設職員、職業カウンセラー等の有機的なネットワークの形成
4.職業領域の各題 ― コンピューターの指導など
5.行政指導 ― 一般企業への自閉症者の理解を求めて
6.ジョブコーチ等 職業指導の専門家の養成
7.環境の構造化
8.新しい就労支援形態の促進
第2部 自閉症者の就労事例
第7章 知的障害を重複している自閉症者
第1節 重度の知的障害を重複している自閉症者
1.言葉によるコミュニケーションは困難で、黙ってもち場を離れるセイヤ君
第2節 軽度の知的障害を重複している自閉症者
1.視線が合わず、対人関係をうまくとれないトモちゃん
2.こだわぢが強く大声で独語を発するタカシさん
3.ヒゲを伸ばしたままで、ときおりチグハグな対応をするカズノリさん
4.独語があり、誰彼かまわず声をかけてしまうヒロアキさん
5.仕事に飽きると周囲を見渡すマリさん
第8章 高機能自閉症者
第1節 高機能自閉症とは
第2節 事例
1.知的には高いが、こだわりがあり対人関係にトラブルを生じやすいコーヘイさん(仮名)
2.雨の日にも花に水をあげて枯らせてしまうテツさん
3.音などの環境刺激に敏感で、時間にこだわりがあるヒサノブさん(仮名)
第3節 高機能自閉症者の就労上び課題と対応
終わりに
読書案内
巻末資料
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自閉症者の「就労支援」の実態について調べてみたのですが、どうも結論から言えば、就労を希望する自閉症者の就労状況も芳しくはないようです。
そうなのかな・・・、考えてみれば「普通の人と違う」っていうのは、受け入れがたいでしょうね。
従業員が半日遊んでいるような会社は無いだろうし、多少なりとも自閉症者には世話がかかるみたいです。
そうしたら自閉症者は生きていけないじゃないか?!
親が養うってか?
生活保護ってか?
やたらもの悲しい事実がわかってしまいました。
でも、自閉症者を雇う事業所には助成金も出ます。
僕がかつてアルバイトに行っていた千葉県の運送会社の倉庫にも自閉症の男の子(19歳)がいました。
自分から話はしてこないし目も合わせないけど、仕事は正確無比でしたね。
でも、僕は目撃したことがなかったからそうたびたび起こることではないのでしょうが、仕事で予想外の状況が起きるとパニックを起こすと聞きましたね。
僕が今経営している事業所で、「自閉症者を雇ってくくれ」と頼まれたら、答えは間違いなく「NO」です。
そんなゆとりはないですから。
それをしたら、おそらく存亡にかかわりますね、大げさな話じゃなく。
実際そんな事業所が多いと思います。
でも、やっぱりこの状況は変えていかなければ、変えていきたい、と思います。
そのためには何ができるでしょうか・・・。
自閉症者の就労に関する参考文献
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